債務の中に過払金があった場合

 自力では返しようがない多額の借金がある場合、自己破産が最適な手段ですが、よく調べると、自己破産をしなくても借金を返せる場合があります。たとえば債務の中に過払い金がある場合です。

 昔、消費者金融からお金を借りていたなどの理由で過払金があるかもしれない場合、まず、その過払金がいくらあるのかを調べるところから始まります。

 私の債務は200万あるから過払い金があっても意味がない、という考え方をされて、過払金があるかどうかよく確かめずに自己破産を申請する人がいますが、過払金がある場合、まず過払金を回収して、それから残りの債務を計算して、自己破産が適当がどうか裁判所が決めることになりますので、債務の中に過払い金があるなら、まずその問題を解決しなくてはいけません。

 自己破産というのは、あらゆる手段を使ってもお金が返せない人への救済手段だからです。過払金で債務の大半が返せるなら自己破産する必要がない、ということになるわけです。債務があって自己破産を考えている人は、まず過払金がないか調査してみましょう。相談後に調査して過払金があることが分かるケースが多いので、過払い金があることがわかっている人も、あるかどうかわからない人も、とりあえず弁護士にご相談下さい。

 ここで過払金が100万円ほど返ってくれば、大きく債務を減らすことができます。そうなれば、結果的に自己破産をしなくて済むかもしれないですし、もし300万円返ってくれば、債務を全部返してお釣りがくることも考えられます。

 過払い金は、時効になっていない限り、取りっぱぐれることがほとんどないお金です。この逆転策を使わないのは大きな損なので、昔金利が高かったころ、30%近くの高金利でお金を借りたことがある人は、一度ご相談下さい。大きな光が見えてくるかもしれません。

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