賃貸住宅を追い出されるか心配

 借金などの問題を抱えているという方は、意外と多いといわれています。借金問題はとても複雑な問題で、一人で解決するのは大変難しいです。このため、夜逃げなどをしてしまうケースも多いのです。しかし、借金を法律的に解決する方法として、自己破産がその一つの方法です。自己破産をすることで、借金がゼロになりますし、新しく生活を一から立て直すことができるといえるでしょう。

 しかし自己破産をした場合に気になるのが、住宅への影響です。現在、賃貸住宅に住んでいるという方の場合、自己破産手続をすることによって、住んでいる賃貸住宅を追い出されてしまうのではないかという不安を抱えているという方もおられると思います。自己破産というと、全ての資産が失われてしまうというイメージが強いので自己破産をしたくないという方も多いのです。

 しかし、基本的に、借主が自己破産したことを理由に、賃貸借契約を解除することはできません。基本的に賃貸借契約は、自己破産をした場合にも、解除をすることができないので、追い出されてしまう心配はないといえるでしょう。しかし、例外もあります。それは、住んでいる賃貸物件の家賃を滞納してしまっている場合です。借金問題により、家賃滞納をしてしまっているという場合には、今現在住んでいる賃貸住宅の契約も解除されてしまう可能性が高いので、注意をすることが必要となります。

 また、自己破産後には、事実上、賃貸住宅を借りることができないというケースも増えるといえます。これは、入居審査で通らず、賃貸契約ができなかったりするケースが多いです。もしも、入居審査に通らないので、賃貸物件を借りることができないというのであれば、公営住宅なども検討してみましょう。自己破産後の賃貸住宅の契約に関するお悩みがある場合には、一度弁護士に相談下さい。

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